サガルマータ国立公園

世界一標高の高い国立公園

1976年に国立公園に指定されました。
1979年に世界遺産の自然遺産に登録されました。

ネパール北東部、中国のチベット自治区と国境を接する山岳地帯にあります。
面積は1244㎢。（国が公表している面積は1148㎢）
エベレスト（サガルマータ）、ローツェ、マカルー、チョー・オユーの8000m級の4座が含まれます。
イムジャ湖、ゴーキョ湖などの氷河湖があります。

生息する生き物は、ジャコウジカ、ユキヒョウ、ヒマラヤグマ、レッサーパンダなどです。

5分で旅気分 サガルマータ国立公園ツアー

サガルマータ国立公園のアクティビティ

• エベレスト遊覧飛行
カトマンズの空港から飛行機でヒマラヤの山々を遊覧できます。公園には降り立ちません。
• エベレストベースキャンプにヘリコプターフライト
カトマンズからヘリコプターでベースキャンプへ。
• エベレストベースキャンプトレッキング
本気のトレッキング。ルクラ～ナムチェバザール～テンボチェ～エベレストベースキャンプ

サガルマータ国立公園へのアクセス

カトマンズから、ルクラ (लुक्ला) にあるテンジン・ヒラリー空港へ。
2008年に、ルクラ空港からテンジン・ヒラリー空港に改名されました。

エベレスト街道を2日かけてトレッキングすると、ナムチェバザール (नाम्चे बजार) に到着します。
ナムチェバザールは、サガルマータ国立公園の中にある、標高3440mのシェルパ族の村です。
土曜日にバザール（市場）が開かれます。
高度順応のためにしばらくここで過ごす登山者も多いです。

ナムチェバザールから5時間のトレッキングで、標高3860mのテンボチェ (तेङबोचे) に着きます。
さらに5時間のトレッキングで、標高4350mのディンボチェ (दिङबोचे) に着きます。
ローツェ、アイランドピーク、アマダブラムなどの山々の美しい景色を楽しめます。

さらに5時間のトレッキングで、標高4910mのロブチェ（लोबुचे）という村に着きます。
ロブチェという7000m級の山がありますが、ここでは村の方です。
さらに登ると、標高5365mのエベレストベースキャンプに到着です。

バルディア国立公園

1976年に小さなエリアがカルナリ野生生物保護区として指定、 その後エリアを拡張して1988年に国立公園に指定されました。

ネパール西部タライ平原にあります。
チトワン国立公園よりもベンガルトラに会える可能性が高いという評判です。

ベンガルトラの他、ゾウ、インドサイ、インドヌマシカ、ガビアルワニ、ガンジスイルカなどが生息しています。
サラノキ（沙羅双樹）のジャングルが広がっています。

4月～6月はとても暑く、5月には最高気温が45℃になるときもあります。

バルディア国立公園のアクティビティ

• エレファントサファリ
• ジープサファリ
• バードウォッチング
• カヌーライド
カルナリ川の川下りができます。

バルディア国立公園へのアクセス

カトマンズから国内線でネパールガンジ空港へ行きます。
ネパールガンジからタクルドワラ (ठाकुरद्धारा) にある公園まではバスで3時間くらいです。

カプタッド国立公園

1984年に国立公園に指定されました。 ネパールの極西部 (Far-western region) にあります。

カプタッド国立公園内で、224種の薬草、567種の植物が報告されています。
12の湖があり、バードウォッチングが楽しめます。

カプタッド国立公園へのアクセス

カトマンズから国内線でディパヤル空港まで行き、そこからバスでシルガディバザールまで移動。
シルガディバザールから公園の入り口まで6時間のハイキング。
公園の中心部までは7時間以上のハイキングをします。

ランタン国立公園

1976年に国立公園に指定されました。
公園の一部は中国のチベット自治区との国境に接していて、北にはランタン・リルン(7245m)を含むヒマラヤ山脈があります。
公園の1000mから7000mの高度に応じて、亜熱帯、温帯、亜高山帯、高山帯の植物を見ることができます。
ランタン国立公園内には、ジャコウジカ、ヒマラヤンタール、レッサーパンダ、ヒマラヤツキノワグマ、ユキヒョウ、ワイルドドッグ、ゴーラル、カモシカなどが生息しています。

ランタン国立公園のアクティビティ

• トレッキング
カトマンズからの場合、サガルマータ国立公園よりも近いので人気です。

ランタン国立公園へのアクセス

カトマンズからシャプル (स्याफ्रु) までバスで6時間。
そこから数日かけてトレッキングします。

マカルー・バルン国立公園

1992年に国立公園に指定されました。
8463mのマカルー山を含む、世界一の標高差のある国立公園です。

ピークヒルとして知られるチャムラン山(7319m)、バルンツェ山(7129m)、メラピーク(6654m)などの山々もあります。
シャクナゲやランなどの植物が観察されています。

マカルー・バルン国立公園のアクティビティ

• トレッキング

マカルー・バルン国立公園へのアクセス

カトマンズから国内線でツムリンタール空港 (तुम्लिङटार बिमानस्थल) へ行きます。
そこからは10日ほどかけてマカルーベースキャンプへ歩きます。

ララ国立公園

1976年に国立公園に指定されました。
ネパールで一番大きく一番深い湖であるララ湖を含む国立公園です。
ララ国立公園は、ネパールの中で一番小さな国立公園です。

ララ湖には新種として発見されたユキマスや、希少なカエルが生息しています。
渡り鳥も観察されています。

ララ国立公園のアクティビティ

• ボート
• トレッキング

ララ国立公園へのアクセス

カトマンズから国内線でネパールガンジ空港へ行きます。
さらに国内線を乗り継いでジュムラへ行きます。
ジュムラからララ湖まで2、3日歩きます。
宿泊施設がないので、テント泊になります。

9～10月、4～5月がベストシーズンです。
6～8月のモンスーンの時期はトレッキングが難しくなります。
12～3月は、気温が氷点下になります。

シェイポクスンド国立公園

1984年に国立公園に指定されました。
ネパール北西部にある、面積3555㎢のネパール最大の国立公園です。

公園の名前にも含まれている、ポクスンド湖（フォクスンド湖、फोक्सुण्डो ताल）があり、ターコイズブルーの美しい色をしています。
ポクスンド湖とつながって、高さ167mのスリガド滝（ポクスンド滝）があります。

標高は、2130mからカーンジロバー山の6883mまであります。
公園内には22の山があり、山岳地帯の美しい景色が広がっています。

世界で最も高く飛ぶ蝶、パララサ・ネパライカ（Paralasa nepalaica）を含む29種の蝶が生息しています。

公園内には、集落が点在していて、9000人以上の人々が住んでいます。
その多くが世界で一番標高の高い場所にある集落と考えられています。

シェイポクスンド国立公園のアクティビティ

• フォクスンド湖へのトレッキング

シェイポクスンド国立公園へのアクセス

カトマンズから国内線でネパールガンジ空港へ行きます。
そこから、ドルパのジュパル空港（Juphal）まで行きます。
スリガドの公園の入り口まで半日歩きます。
公園の入り口からフォクスンド湖までは5日ほど歩きます。
テント泊です。

シバプリ国立公園

2002年に国立公園に指定されました。
カトマンズ渓谷の北端にあり、首都カトマンズの中心部から12㎞ほどの近さです。

亜熱帯気候と温帯気候の間に位置しています。
公園の北側では、ヒマラヤ山脈を見ることができます。
南側では、カトマンズ渓谷を見ることができます。
最大の標高は2740ｍのシバプリ山です。

シバプリ国立公園は、ヒマラヤムカシトンボがネパールで唯一見られる場所です。
ムカシトンボは、世界で日本と中国とネパールでしか観察されていないトンボです。
希少種や絶滅危惧種を含む102種の蝶も生息しています。

シバプリ国立公園のアクティビティ

• ハイキング
4時間ほどで楽しめるので、本気のトレッキングは自信がない人にも良いかも。

シバプリ国立公園へのアクセス

カトマンズの中心地から車でシバプリ国立公園の入り口近くまで行けます。
アクセスが良いのが魅力の一つ。

シュクラファンタ国立公園

シュクラファンタは、1976年に野生動物保護区に指定され、
2017年に国立公園に指定されました。
スクラファンタ、スクラパンタ、シュクラパンタとも表記されます。

シュクラファンタ国立公園は、テライ地域の南西に位置しています。
南は、インドとの国境に接しています。

シュクラファンタ国立公園内には、
24種の哺乳類、
350種以上の鳥類、
14種の魚が生息しています。
（数は資料によって差があります。）

シュクラファンタ国立公園は、ヌマジカで有名です。
絶滅危惧種のベンガルショウノガンが、ネパールで一番生息している場所です。

シュクラファンタ国立公園のアクティビティ

• ジープサファリ
• ジャングルウォーク
• バードウォッチング

シュクラファンタ国立公園へのアクセス

シュクラファンタ国立公園に一番近い空港は、マヘンドラナガール空港ですが、運行しているかどうか確認する必要があります。
飛行機を使って行く別の方法として、ダンガルヒ空港を利用するという方法があります。
カトマンズから国内線でダンガルヒ空港へ行きます。
ダンガルヒ空港から、マヘンドラナガール行きのバスに3時間乗って、シュクラファンタ国立公園に着きます。

パルサ国立公園

野生のアジアゾウなどの動物を保護するために1984年に野生動物保護区に指定されました。
2017年に国立公園に指定されました。
パルサ野生動物保護区は、テライ地区の南中央に位置しています。
西側は、チトワン国立公園と接しています。

野生のアジアゾウ、ベンガルトラ、ナマケグマ、ヒョウなどが生息しています。
キングコブラやパイソンなどのヘビも生息しています。

パルサ野生動物保護区へのアクセス

カトマンズから国内線でシマラ空港 (सिमरा विमानस्थल) へ行きます。20分ほどかかります。
シマラ空港から15分ほどバスに乗ると公園の入り口に着きます。

バンケ国立公園

2010年に国立公園に指定されました。
西はバルディア国立公園、南はインドのスヘルワ野生生物保護区保護区に隣接しています。

トラ、シマハイエナ、ヨツヅノレイヨウの3種の哺乳類、
オオサイチョウ、クロコウ、ベンガルショウノガン、インドショウノガンの4種の鳥類、
ガビアルワニ、パイソンの2種の爬虫類が保護されています。
ベンガルタイガー、アジアゾウの保護にも力を入れています。

4月から6月は夏で、ピークのときは気温が45℃まで上昇します。
その後モンスーンが9月まで続き、10月から4月までは快適な冬になります。

バンケ国立公園のアクティビティ

• ジープサファリ
• バードウォッチング
• 釣り

バンケ国立公園へのアクセス

カトマンズからネパールグンジまで飛行機で行きます。
ネパールグンジからバンケ国立公園の入り口まで車で1時間くらいで着きます。