基本のルール

1. अ [a] 以外の母音が付く文字は、普通に読む
आ [ā] も普通に読みます。

अ [a] の読み方

ネパール語の読み方で注意するのは、अ [a] がある単語です。

基本ルール

1. 最初のअは読む

[ मतलब ] の[ म ] は[ ma ]と読みます。

1文字の単語の場合、अは必ず読みます。

2. 最後のअは読まない

[ मतलब ] の[ ब ] は[ b ]と読みます。

名詞に限ります。後ほど解説します。

母音がअだけの単語

[ मतलब ] のように、母音がअだけの単語の読み方のルールです。

1. 読んだ直前、直後のअは読まない

[ मतलब ] の[ त ] は[ t ]と読みます。

母音がअの文字が続く場合、読む→読まない→読む→…読まない、となります。

2. 読まないअの直前、直後のअは読む

[ मतलब ] の[ ल ] は[ la ]と読みます。

読むअと読まないअの間にあるअは、読みます。

他の母音や半音を含む単語

1. 単語の最初がअなら読む
2. 単語の最後がअなら読まない

基本ルールは変わりません。

辞書などでमतलब [ matalaba]と書いてあることがありますが、[ matlab ]と読みます。

3. 半音の前後のअは読む

単語の最後が「半音」＋「子音」＋[ अ ]のときは、अは読みます。
例：　अर्थ [ a r tha ]

2つअが続いたとき、2つ目のअは読まないルールですが、その後に半音が来るときはअは読みます。
例：महत्त्वपूर्ण [ ma ha ttwa pū rna ]　

4. 名詞以外の単語の場合、最後のअは読む

名詞以外の、疑問詞、動詞、接続詞などの最後のअは読みます。

名詞以外の単語の最後のअの読み方

品詞	例
動詞の変化形	दिन [ di na ]
動詞＋助詞	होइन [ ho i na ]
疑問詞	किन [ ki na ]
接続詞	तर [ ta ra ]

5. 単語＋＠でも単語の読み方は変わらない

単語に接続詞や後置詞などがつくときも、単語の読み方ルールは変わりません。
[ मानिसहरू ] は人という名詞の [ मानिस ] と 複数形を表す [ हरू ] でできています。
それで [mānisaharū]ではなく [ mānis harū ] と読みます。

य [ya] の読み方

य [ya] は、ルール通り「ヤ」（य　と　अ）の発音をすることもありますが、 「イェ」「エ」に近い発音になることがあります。

1. 「ヤ」に近い発音

ネパール語	発音	日本語
यहाँ	ヤハン	ここに

発音をカタカナで表記するのは難しいので、参考程度にしてください。日本語は一例です。

2. 「イェ」「エ」に近い発音

単語の最初や途中に出てくるパターン

ネパール語	発音	日本語
यस	イェス、エス	これ
यता	エタ	こちら
सायद	サーエッドゥ	多分
वयस्क	バイェスカ	大人

単語の最後に出てくるパターン

समय	サマエ	時間
उपाय	ウパエ	アイディア
स्वास्थ्य	スワステ	健康

子音＋य [y] のパターン

सत्य	サッテ	真実
त्यति	テッティ	そんなに
त्यस्तो	テスト	そのような
व्यक्ति	ベクティ	人
व्यस्त	ベスタ	忙しい

न्य [nya] の読み方

न्य [nya] は、「ンネ」に近い発音になります。
न्ये [nye] も「ンネ」に近い発音になります。

त्व [twa] の読み方

त्व [twa] は、ルール通り「トゥワ」に近い発音になることもありますが、 「とぉ」に近い音になることもあります。